北海道自転車ツーリング14日目 9月3日

実際の走行距離	69.1	Km
走行時間	4：14：50
平均速度	17.7	Km/h
累積走行距離	1212.47	Km
上昇高度	500	m
累積上昇高度	6920	m
消費カロリー	2830	Kcal

9月2日の東京出張はカウントしないので、14日目とする。
昨日は飛行機も遅れ、千歳に着いたらエアポートライナーも雨の影響でかなり遅れており、結局ホテルに戻ったのは23時チョット前。
洗濯しながら、会議の内容を整理し次回の会議用の資料を作成し終わったのは今朝方の2時近くだった。

ホテルの朝食をてんこ盛りでおかわりして食べたあと、荷物をいったん整理する。
この二週間で一度も使わなかったモノは軽量化のため送り返した。（ソリステとか）
しかし補給用に準備していた米4キロ（玄米と白米各2キロ）をサイドバッグに収めたので、送り返した物以上に重量は増えている。
準備が整い8時過ぎにホテルを出発。
追分方面を目指して国道337号線を強烈な向かい風の中ペダルをこぐ。
ところが間もなく、変速した瞬間ペダルが回らなくなった。何が起こったのかすぐには理解できず、自転車を降りてみるとチェーンのプレートが曲がってコネクトピンから外れていた。

チェーントラブル発生

本来一コマ抜くべきだったかもしれないが、強風にさらされた状況で少しでも短時間で作業を終わらせてしまいたかったのでそのままピンをはめなおした。
更に、強い向かい風に対し少しでも抵抗を減らそうとハンドルの下を握り上体を低くして走っていたため、337号線の左折標識を見逃してしまう。
迷いながら走っていたら見覚えのある場所に出る。結局千歳市街を大きく半周してしまった。10キロちかいロスである。加えてチェーンの修理もあり、日高までの予定は変更しなければならないと考えはじめる。
追い打ちをかけるかのように、追分から462号線に入るあたりから霧雨に近い小雨も降りだしてきた。

社台　追分ファーム

まだ小さな馬達は好奇心旺盛、向こうからこっちに近づいてくる。かわいい。

274号線に入り少しづつ上りが多くなってくる、気持ちはもう穂別のキャンプ場に泊まるつもりでいたので、ゆっくりペースで走り続ける。
悪天候の中坂道を上っている自分にたくさんのライダーが手を上げガッツポーズで応援してくれる。聞こえはしないとおもうが「ありがとう」と言って僕も手を上げる。

2時過ぎに穂別キャンプ場へ到着。

土砂降りの雨、東屋でなかったらと思うとぞっとする

受付を終え、管理人さんから東屋にテントを張っても良いと言って頂いたので、感謝しつつテントを設営し終えたらすぐ土砂降りの雨になった。

「樹海温泉はくあ」までは2キロ、温泉に入りたいが土砂降りの雨。
チョットだけ悩んだが、上下はゴアのレインウエア、足元にスパッツ、靴もゴアテックスだし大丈夫だろうと、意を決して歩き出した。
しかし途中から雨はいっそう激しくなる、歩道も車道も川状態の中30分ほど歩いて温泉に。
キャンプ場で割引券をもらっていたので400円、露天風呂も半分屋根がかかっていたので雨にあたることもなく入れた。満足。

しかし温泉を出る頃はバケツをひっくり返したような状態になっていた。温泉に来たことを少々後悔したが、後の祭り。
半分くらい歩いたところで靴に浸水。
ほぼ同時にライダーが走ってくるのが見えたが様子がおかしい、ヘッドライトがついたり消えたりしてる、側に来た時には完全にエンジン停止。道路を横断しどうしたのかとたずねたら、雨で電気系等がやられたらしくエンジンが時々止まるとのこと。帯広まで行くと言っていたが、日高方面はもっと状況が悪いはずだ。穂別のキャンプ場をすすめる。
ライダーはもう少し様子を見てみると言うので、浸水した靴をぐちゅぐちゅ鳴らしながらキャンプ場へ戻った。
キャンプ場の売店で晩酌用のお酒とミニトマト、缶詰、ソーセージを購入（他に選択肢がない）
し東屋で着替えをしてると、先ほどのライダーが觀念した様子でやって来た。
東屋にはまだ十分スペースがあったので、ライダーもテントを設営し、一緒に話をしながら晩飯を食べる。

今日の晩飯は質素だが、ライダーと語らいながらの晩酌は楽しかった。