お遍路6日目
朝一番（7時20分発）のロープウェイで西の高野山と言われている21番太龍寺へ向かう。
乗客は4人、全員お遍路さん。

何百年もの時の流れとお寺を守って来たと思われる巨大な杉は圧巻。

自転車もロープウェイに乗せる事ができ、ロープウエイとは反対側にある道路を走って下りることもできるのだけど、昨日お参りした20番鶴林寺の納経師さんが言うには、狭いし、滑るし、舗装が悪く、もう何人も突っ込んでいるし・・・etc。とにかくやめておいた方が良い。
と強く言われていたので往復ロープウェイを利用したのであった。
その21番太龍寺をお参りし終えて22番平等寺を目指す、距離は約12キロ。
風がものすごく強い、今のところ横風、正面からは受けたくない。

次の23番薬王寺までは約18キロ。
札所間の距離がだんだん遠くなってくる。

車が一台ギリギリ通れるくらいの細い遍路道を走る。路面には苔が。

車には一台も遭遇しなかったが歩きお遍路さんをひとり追い越した。

23番薬王寺で久しぶりの海。
海岸沿いに出たら天気が一気によくなった。でも風はまだまだ強い。

室戸岬にある24番最御崎寺（ほつみさきじ）までは約80キロ。
今の時間からだとたどり着くのでさえ怪しい。例によって「行ける所まで」行こうと決める。
国道55号線の土佐浜街道と県道147号線の南阿波サンライン、どちらにするか悩んだが、やはり景色のいい（と思われる）海沿いの南阿波サンラインを走る。
9%〜10%のアップダウンが続く

はるか遠くに室戸岬が見える。
遠い。
24番最御崎寺までの間にキャンプ場は一つしかなく、そのキャンプ場の入り口にさしかかった時はまだ3時前。
今日の宿泊地最有力候補だったけど、今は追い風。進めるうちに先に進んでおいた方が良いと思い、ペダルを踏み出す。
道の駅宍喰温泉で日帰り入浴。
四国には温泉が少ないので、あったらなるべく入りたいと思っている。
ちなみにキャンプ場も少ない。
「お遍路・お遍路道を世界遺産に！」と言うサインをよく目にするけど、僕が思うに・・キャンプ場が少ないのは致命的なような気がする。

トンネルを抜けると高知県。
標識が見えた瞬間 、発心の道場徳島県を修行し終えた！と言う達成感が湧いてきたのであった。

今日のお宿はその県境を過ぎてすぐの町にあるビジネスホテル。

晩御飯を食べていたら事件発生！
歯に詰めていた銀色のやつがポロっととれてしまった
（；゜０゜）
歯医者さんに行かないと・・・

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