自転車と旅

2013 自転車ツーリング 5日目 6月7日

とらべるまん 2013-06-11
   実際の走行距離 90.04   Km
   走行時間 5:47:04    
   平均速度 15.5   Km/h
   累積走行距離 316   Km
   上昇高度 1052   m
   累積上昇高度 2126   m
   消費カロリー 3804   Kcal

ここのホテルも朝食は6時30分から。
暫定だけど今日の走行予定は獲得標高が軽く1,000mを超える!なので少しでも早く出発したい。もったいないけどホテルの朝食はパスして5時45分にホテルを出発。

コンビニで朝食を済ませ、いつものように行動食や間食用のおにぎりなども買い込む。

一応目標は高山市、もし完走できれば距離150キロで累積標高は2,500mを超える・・なので今日中に高山市に辿り着くのは難しいだろうと予測している。
今回のツーリングもバッグは4サイドで装備は作年のまま、いざとなればどうにでもなる。行けるところまで行こう。


はじめのうちは時間も早かったので国道158号も交通量が少なかったのだが、通勤時間に入ると車の列。
そして路側帯は狭い、と言うかほとんどない。白線を踏んで走るのが精一杯、しかも緩やかだが上り基調。
大型車両も多いのでハンドルを握る手に力が入る、緊張の連続。とにかく走りづらい。
途中で旧国道との分岐があったので距離は長くなるが迷わず旧道を走ることにした。
旧道の舗装状態は決して良いとは言えないけど交通量はかなり少ないしトンネルも5本くらいパスすることができる。

IMG_1203.jpg

越前大野城


平均斜度は1%くらいなので「上ってる」という感覚はそれほどない。


IMG_1204.jpg

めずらしい鳥居


なぜか鳥居が国道をまたいでいる、心のなかで旅の安全を祈願しながら通過。

九頭竜温泉「平成の湯」の看板が目に入ったので当然入っていくことに(笑)
オープンの10時まではまだ10分ほどあったけど、地元の方々も待っておられたので他愛もない話などをしながら待つ。青森県人はかなり珍しいみたい(笑)

お湯はつるすべ、露天風呂は広くてぬるめ、ついつい長風呂になってしまい、上がってから汗がひかない。
まぁどっちみち汗をかいてしまうのだし・・と思い強引にウエアを着て出発!

kuzuryu.jpg

かなりリアルなモニュメント、なんと動く!


お昼にはまだ1時間ほど早かったけど、この先しばらくお店もコンビニもなさそうなので道の駅九頭竜でランチ休憩。
さすが恐竜の全身骨格が発掘された福井県らしく、今にも動き出しそうな恐竜のモニュメントがあるのだが、実際に動く(笑)

昨日も食べたけど美味しかったのでまたしても福井名物「越前おろしそば」を食べる。

道の駅を出てすぐ、福井市からずーっと走ってきた国道158を離れ県道127号線へと
左折する。
交通量が極端に少なくなる、と言うかほとんど通らない。清流に沿って走る気持ちのいいルート。

IMG_1209.jpg

この時、雲の形が怪しいことには気付いていなかった。


気持ちのいいルートだけど・・道はこんな感じ。

IMG_1210.jpg

ご覧のとおり道は狭く舗装状態もよくない部分もある県道127号線


この先もう少しで岐阜県に入る。そのあたりで後方に何か気配を感じて振り向いたが誰もいない「おかしいな・・」と思いつつ走り始めたら、やはり後方の木からザワザワと音が聞こえる、再度振り向いたら猿の群れと目があってしまった (@@;)
この状況はかなりまずいと判断!ボスらしき猿から目をそらして一目散に逃げる。
追っては来なかったけど猿が本気出したら逃げきれるものなのか疑問である。

岐阜県に入り石徹白(いとしろ)と言う集落を過ぎた頃にポツリポツリと雨が落ちてきた。
本降りになりそうな気配だったのでレインウエアを着込みサイドバッグにレインカバーをかぶせてから一休み、ちょうど湧き水もあったので。

湧き水はいたるところでみかける、福井県&岐阜県ってものすごく水の豊かな県だなぁって感じた。
そう言えば「コシヒカリは元々福井で誕生したお米なのだ」と昨夜のパーティで力説されていた。

気持ちを切り替えて出発、すごい湿気のなか上り坂を黙々とペダルをまわす。
勾配が一気にきつくなったと同時に雨はどしゃ降りとなる、なぜかいつもこうだ。

稀に通る車から感じる、変人を見るような視線はMの魂を更に燃え上がらせてくれる(笑)


IMG_1212.jpg

桧峠


お陰さまで13:30に桧峠をクリア。

作年の北海道ツーリングでは雨の下りでブレーキが効かずにヒヤリとしたので、今回はカンチブレーキからショートアームのVブレーキに変更してきたのが早くも功を奏した、と言っても道路は雨で濡れているのでカーブは慎重にならざるを得ない。
それよりも慎重にならなければならない事態が・・・雷
稲光と雷鳴の間隔が5秒くらいしかない、雨風だけなら迷わず先に進むのだが雷となれば話は別。
しかも5秒と言うことは5秒☓350mで約1.7キロしか離れていないことになる、これは冗談抜きでヤバイ!

と言うことで下りの途中にあったペンションに逃げ込む、時間はまだ2時前だったけど状況を察してくださったようで部屋に入れてもらうことができた(ありがとうございました)。

高山市は無理でも「ひるがの高原キャンプ場」までは走ろうと思っていたが、雷に向かって行くほど命知らずの馬鹿ではない。

ここ「ハートピア四季」はSB圏外だが(2013/06/07現在)WiFiは使える。