自転車と旅

2014 自転車ツーリング 18日目 5月31日

とらべるまん 2014-06-03


お遍路14日目
お宿の朝食が7時からとのことだったので朝食はたのまずに6時に出発。
今日も暑くなるとの予報なので涼しい午前中のうちに少しでも距離を稼いでおきたい。峠も幾つか越える予定だ。
土曜日なので今日の宿を早めに確保しようと思い、7時過ぎに立ち寄った道の駅内子フレッシュパークからりの電話ボックスから44番大宝寺の宿坊へ電話しようと思ったら、電話機が壊れていた。
道の駅の電話を使わせて頂いたのだが、肝心の宿坊は今日はやっていないと断られる。
面倒くさいので今日も行き当たりばったりでいいや(笑)


歩き遍路のほとんどの方は金剛杖と言う杖をつきながら遍路をするわけなのだが、自転車遍路には杖は必要無いと言うかあれば多分持て余す。
自転車遍路にとってはハンドルが杖そのもの、なので金剛杖の頭の部分に被せるカバーをチョット加工してもらってハンドルに被せています。これが自転車遍路さんにとても評判がいいのである!
南無大師遍照金剛のステッカーとセットで販売しようと思う(笑)

真弓峠は最初ダラダラと緩い勾配だけど国道380号線に変わると道幅も狭く勾配も峠道らしくなってくる


真弓峠を越えても45番岩屋寺まではまだ10キロ以上ある。
順番から言えば44番大宝寺が先なんだけど、ここは逆打ちの方が効率良く回ることができる。

道の駅「みかわ」で地元のローディーに話しかけられる、遍路もされたことがあるそうでこの先の情報を頂いた。

12時ものすごく暑い。ようやく45番岩屋寺の駐車場に到着。
ここは自動車遍路もバスツアー遍路もみんな20分かけて本堂までの急坂&階段を歩く。
ここまで既に70キロ以上走って来た足に追い打ちをかけるこの階段・・大腿筋がパンパン。


岩肌に張り付くように建てられている。


いかにも修行の場と言う感じの岩屋寺だった。

今日の修行はキツイ。照りつける陽射しの中44番大宝寺を目指す。
距離は11キロ、峠2付。
午前中のうちは高原らしく、日陰に入ると爽やかな風が吹いていたが、今は日陰に入ろうとも熱風だ。


ここの宿坊に泊まる予定だったけど・・・先に進むしかなさそう。
その先には標高700m超えの三坂峠が待っている。しかも国道33号線に入ったら強烈な向かい風。

標高600mの辺りにあった東屋で誰かが手を振っている。誰だろう?
道の駅「みかわ」で会った地元のローディー とそのお連れさん(MTB)だった。偶然の再会。
ここで思いっきり休憩。20分ほど自転車の話やツーリングの事などに話がはずむ。
もっと話をしたいところだが、ここまで来たら46番浄瑠璃寺をお参りしてしまいたい。
一足先に東屋を出発。休憩したお陰で残りの上りは一気に駆け上がることができた。

あとは浄瑠璃寺まで下り。休憩した東屋の手前から松山市までの自動車道へと車は流れて行くので、33号線の交通量は少なく快適なダウンヒルを楽しめた。
そのダウンヒルの途中でローディーが追い抜き浄瑠璃寺への分岐まで先導してくれる。

こっちは重量があるので下りは速い。ペダルを回さなくてもローディーを追従。

浄瑠璃寺の分岐には小さなかんばんしかなく、下りでスピードが出ているので見逃す可能性がおおきいかもしれない。今回は彼のお陰で助かった、ありがとう。
ちなみにナビ子はそれとは違うルートを指示していた。

そこから浄瑠璃寺までは細くて曲がりくねった結構スリリングな下り坂。


浄瑠璃寺の納経をおえたのは4時45分、本日これにて打ち止め。幸いお寺の真正面にお宿があるので突撃。
高体連の学生が泊まっていてとても賑やかだった。

サイコンのTRIPメーターは92.99kmで止まっていたけど、途中の休憩後にサイコンのスタートボタンを押し忘れたまましばらく走ったので多分100キロくらい。獲得標高は1116m。そして暑さと向かい風。
前の一番疲れた日は二位に格下げ、今日が一番疲れた日に繰り上げ。

Posted fromするぷろ for iPad