自転車と旅

2012 北海道自転車ツーリング 10日目 6月29日

とらべるまん 2012-07-06
   実際の走行距離 93.05   Km
   走行時間 4:46:44    
   平均速度 19.4   Km/h
   累積走行距離 1081   Km
   上昇高度 364   m
   累積上昇高度 4825   m
   消費カロリー 3761   Kcal

昨夜寝る前にフライシートを掛けようと思っていたのだが、チョット飲み過ぎて「まぁいいか」と、そのままインナーだけで寝てしまったのが大きな失敗。
楽あれば苦あり。
朝、ポタッ、ポタッと顔に落ちる滴で目を覚ます。
結露でテントの中は軽い床上浸水 orz

教訓「どんなに暑くとも屋根のないところでは面倒臭がらずフライも掛けるべし!」

朝飯を炊きながら、タオルで拭いては絞り、また拭いては絞る。
ただモンベルのコンフォート・システムパッドとナンガのシュラフはその防水性を発揮してくれた。どちらも軽く振り払うだけで水は弾き飛ぶ。
朝飯を食べている間にテントをひっくり返して乾燥させる。

予想ではピッタリのつもりで持ってきた3キロの米は今の炊飯でなくなってしまった、おにぎりも2個しか作れずいつもの半分。

キャンプ場を6時10分に出発
一分と走らずにセイコマに立ち寄る、
ゴミを捨てさせてもらい、いつも通りの買い物プラス朝から唐揚げを購入、
昨日温泉で体重を計ったら出発時より5キロも減っていたので、今日は食いまくりの旅にしようと決める。
牛乳や唐揚げを食べ終え6時20分にホントの出発。
今日も天気は晴れ、暑くなりそう、風向きは微妙だ。

道道139号から道道81号を経て風に逆らうように西へ西へとペダルをまわす。
石狩当別では8日前に通過した道道112号とクロスして石狩湾へと抜ける。国道231に入ると何人かのローディとすれ違った、ローディとは言え同じ自転車乗り、お互いに手を上げ挨拶を交わす。
サーモンファクトリー、川の博物館はどちらも朝早すぎてOPEN前、チョット残念な気持ちで通り過ぎる。
このあたりではポプラの綿毛が舞っていて、いくつか食べてしまった(笑)

花畔(ばんなぐろ)ICではチャリでどう通過すればいいのか戸惑う。
そのICを過ぎた辺りで反対車線の歩道を走るMTB乗りを追い越した、そのMTB乗りは追い越されて僕の存在に気付いた様子、信号無視をしてこちらの車線に入ってきたが別に挨拶するわけでもなく僕の前を先導するように走りはじめた。
自転車はスリックのMTBだがウエアは完璧にロードスタイル、先導するならもう少し早く走ってほしい、遅すぎ。
赤信号で止まった際に挨拶しようと思ったら、なんと信号を無視して走って行く、ありえない。
青に変わるのを待って走りだすが、信号無視チャリダーは遅いので追いつてしまう、そしてまた赤信号で僕は止まり、彼は信号を無視して先に進む。
このような自転車乗りが一人いるだけで、すべての自転車乗りが交通ルールを守らない無法者に思われてしまうのが悔しい、とても残念な気分。

どうやら彼も小樽に向かっているようだが、僕は銭函駅に寄り道するため右折する。

銭函駅の隣にあるローソンでからあげクンを購入(笑)しかもレッドとチーズのダブル!
朝握ったおにぎりと共に頂く。時間はまだ9時半ではあったが・・。

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銭函駅「どうか銭にご縁がありますように!」


銭函駅を出て5号線に戻ろうと函館本線の踏切を渡ったと同時に急坂が待っていた、これは予想外!
結局国道5号線まで上り詰め、暑さと路側帯のない狭い道の上りでめまいがしそう。
5号線に戻ると交通量は極端に多くなり、気が抜けない。
ただこちらは路側帯が比較的広いのが救いだ。
途中で立ち寄ったセイコマで米1キロ購入、今回の旅はあと1日しか無いけど・・(笑)
小樽に入るとますます交通量が増し、路駐の車も多くなって走りづらかったが、なんとか無事に小樽駅に到着。
駅前は観光客で溢れていたが耳に入ってくる言葉は日本語じゃなかった。

とりあえず小樽駅を背にして運河を目指す、幾度となく訪れてはいるが、ここまで来たら一応は、って感じ。

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暑かった小樽運河。この日北海道が日本で一番気温が高かったとか。


何度も訪れている小樽だが小樽市総合博物館はまだ行ったことがなかったので、急遽見学することに。運河からは数分の距離。

鉄ちゃんでなくても十分楽しめたし勉強になった、懐かしいものもたくさん見ることができて結構満足。

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いぶりと北海以外は乗った記憶がある


周遊券で旅していた頃に、これらの列車にはだいぶ揺られたものだ・・・

見学したあと、お腹がすいたので小樽では有名な「味さき」へ
米がなくなって、今朝つくったおにぎりが2個だけだったことを理由に、チョットだけ贅沢をさせてもらう。
朝イカ定食「まいう!」ごはんも味噌汁もおかわりは無料だった、さすがに三杯目はそっと茶碗を差し出したが・・・(笑)
イカ刺しの量も鮮度も申し分ない、チャリダーにはうってつけのお店、おすすめだ。

今日の宿泊地は小樽から少し戻ったところにある朝里川温泉オートキャンプ場、7〜8年前に一度利用したことがある、その時は車だったが好印象が残ってのチョイス。

太陽が容赦なく照りつける、連日の好天で一部皮が剥けて痛痒い。
石原裕次郎記念館に寄ろうと思ったが、いざ着いてみて気が変わる。

国道5号から道道1号に右折して1キロほどのところにあるセイコマで晩飯の仕入れ、店内は冷房が効いていてなんか外に出たくなくなった。それほど外は暑い。

13時30分にキャンプ場到着、チャリダーは1050円、ゴミは別途100円で引き取ってくれる。
温泉地にあるので当然だけど温泉もいくつかあってどこに入ろうかと悩んでしまう。

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今回のツーリング最後の設営


悩んだ末お風呂は朝里クラッセホテルをチョイス。豪華なお風呂、露天風呂も広くてのびのびと入ることができ旅の疲れも癒される。
お風呂上りはリッチな気分になれるレストランで生ビールを頂く「至福ッ!」

キャンプ場に戻るとチャリダーがやってきた。京都のランドナー乗り。
今日のキャンパーは我々二人だけ。
話をすると自転車や装備など共通点が多くてなんか他人の気がしない、ただ大きく違うのは僕の旅は明日で終わり、彼の旅はこれから始まるということ・・・
う〜ん11日じゃ物足りない(笑)

晩飯は最後を飾るにふさわしい!?セイコマスペシャルだ。
プラティパスのウィスキーも飲み干し、すぐそばを流れる川のせせらぎを枕に眠りに落ちる。